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商品や販路開拓に関する自社の課題ついて、現役バイヤーに相談できる<バイヤー個別相談会>
ブログでは、参加した事業者の声やバイヤーのアドバイス内容を、ダイジェストにしてシリーズでお届けします。
第6回は『銀俵(株)×(株)食文化 取締役 井上 真一氏』です。
相談事業者:銀俵株式会社
アドバイザー:株式会社食文化 取締役 井上氏
『地方の魅力を伝える商品を開発したい。』
『OEMでは数々の商品を作ってきたが、今後は自社でコントロール出来る商材が欲しい。』
『要望に応える機材設備や技術はあるので、販路の求める商品が何なのかを知りたい。』
(相談者)
お米にあうご飯のお供、またはお米を使った商品を主軸に現在商品作りを行なっており、今回は『あおさの佃煮』をサンプルとして送付。
アドバイザーの井上さんからは、「本当に美味しくてびっくりした。今日もプライベートで朝ごはんに食べてきたくらい気に入りました」との嬉しいご評価をいただけました。
あおさは川の栄養によって味が全然違うことなど商品へのこだわりを説明したところ、井上さんからは「極端かもしれないが、3本で1万円!など『お米にこだわった定食屋さんが本気で作ったあおさ海苔』として打ち出した方が良く、
ネット通販は特別感が何よりも大事になる為、中途半端な値段で良いものを作るのではなく、高価格のこだわり抜いた逸品を作ったほうがいいですよ。」とお薦めいただきました。
海苔単品での販売は難しいとは理解していましたが、今回のアドバイスを受けて、お茶やお米などと一緒にしたお茶漬けのアソートなどギフトでも選んでいただけるような15,000円、20,000円といった高価格帯の商品も作っていこうと検討を始めました。
今回アドバイザーの井上さんとご縁をいただけたので、従来の商品を作って営業をするという方法ではなく、今後もこういう商品が欲しい、という声に合わせた商品づくりが出来たなら嬉しいです。
ご飯に合う商品以外にも、農薬や除草剤が巣の近くに散布されると逃げてしまうほど周辺環境にとても敏感な日本ミツバチの養蜂を信楽の町内で120箱しています。
環境の良い場所でしか作ることの出来ない日本ミツバチの蜂蜜が信楽の地域の名産となることで、地域の環境が良いことの証明にもなると思うこと、また地域の気候上、冬は凍てつき、農業生産が難しい為、冬季を活用できる地域のプロダクトを作り、その販路開拓も行っていきたい旨をご相談しました。
アドバイザーからは、下記のようなアドバイスをいただきました。
今回、消費者よりももちろん知見をお持ちのアドバイザーさまでも、西洋ミツバチと日本ミツバチの違いまでは中々わかってもらうことは難しいとのご意見をいただいたことで、日本ミツバチに対する認知がまだまだ行き届いていない事を実感しました。
野生の日本ミツバチの生態などをもっと深く掘り下げて消費者の認知を深め、同じ蜂蜜を買うならば日本ミツバチの蜂蜜を買いたい!と思っていただけるように、日本にはこんな良いものがあるということをもっと発信していきたいと思います。
(相談者)
今回、選んでいただいたアドバイザーさまの販路と自社の商品との相性が良かったのが大きく、とてもポジティブな感想を持っています。
商工会の方で良いマッチングをご設定いただいたお陰だと思っています。
ありがとうございました。
調理師学校教員歴10年、和洋中3種の専門調理師(教員)免許を所持。
世界35ヶ国を390日かけて巡り世界中の食を体感した目線から、現在は県の農産物の公式アンバサダーを務めるなど、PRや商品開発、販路開拓に携わっている。
CANVAS 広報・メディア部門 パートナー。
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第6回は『銀俵(株)×(株)食文化 取締役 井上 真一氏』です。
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