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商品開発・改良支援の取り組み<buyer’s one>は
バイヤーと共にマーケットの需要を踏まえた商品作りに取り組める貴重なサービス。
売れる商品づくりの実現に向け、第一線で活躍する現役バイヤーが商品開発・改良から販路開拓までサポートします。
ブログでは、buyer’s oneに参加し商品開発や改良に取り組んだ事業者の声を、シリーズでお届け。
今回は、『みわ農園×鈴なり×大丸松坂屋百貨店』
・みわ農園の南魚沼産米使用 こだわり玄米ベーグル5種セット
・みわ農園×鈴なり村田シェフ監修 牛豚鶏3種のこだわりわっぱ飯です。
buyer’s one/buyer’s roomについては https://buyers-room.com/ をチェック
新潟・南魚沼でこしひかりの生産をしながら、地元野菜や郷土食を中心とした「弁当・惣菜部門」と、自社の有機栽培米や地元の名水で作る「パン部門」を運営するみわ農園(株式会社まつえんどん)。
「buyer’s one」では、エントリーした「玄米ベーグル」の商品改良に加え、東京・四谷の和食店「鈴なり」とのコラボレーションにより、新たに「わっぱ飯」の共同開発も実現。
「全国の米農家の収入を上げる仕組みを作りたい」と語る代表の三輪弘和さんに、「buyer’s one」での取り組みと今後の展望をお聞きした。
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―――自社製造の「玄米ベーグル」に加え、新たに共同開発した「わっぱ飯」も百貨店のギフトに採用されました。
(みわ農園 オーナー 三輪弘和さん)
「buyer’s one」で、大丸松坂屋さんとのご縁をいただいたのが2022年夏。
バイヤーの大串さんにご担当いただいて「玄米ベーグル」の商品改良を進め、2023年のお中元ギフトに採用いただきました。
さらに、うちのこしひかりを長年使ってくれている東京・四谷の和食店『鈴なり』さんとのコラボレーションも実現し、「みわ農園×鈴なり村田シェフ監修 牛豚鶏3種のこだわりわっぱ飯」としてこちらも同じお中元ギフトに掲載いただけることに。
「玄米ベーグル」とわっぱ飯で900件以上もの注文をいただき、2商品で約500万円の売上を達成しました。
さらに、わっぱ飯はお歳暮カタログでも継続販売、「玄米ベーグル」は、2023年秋冬版の選べるカタログギフトの表紙にも起用していただき、今後もさらなる販売数の伸びが期待できます。
2>
―――「buyer’s one」に参加されたきっかけは何だったのでしょうか
(三輪さん)
「玄米ベーグル」の製造を始めて5年ほどになりますが、販売個数が伸び悩んでおり、ECサイトをはじめ販売を強化していかなくてはならないと考えていたタイミングで「buyer’s one」の取り組みを知りました。
ベーグルは、一般的なパン店に比べると最低限の設備投資で製造できるなど農家でも取り入れやすい反面、単価が安いので個数を売らないと利益が出しにくい難しさもある。
日本の米作を盛り上げるためにも、他の米農家さんのお手本になれるようにきちんと利益を出せる仕組みを作りたいと考え、参加を決意しました。
―――どのように商品改良を進めていかれたのですか
(三輪さん)
「buyer’s one」に出品したのはプレーンのベーグルのみでしたので、百貨店のお中元ギフトにふさわしい詰合せを作るために新しいバリエーションの試作・改良を4回ほど行いました。
大串さんから「カタログに載せたときに映えるように、見た目が華やかで、できれば野菜を使ったおかずベーグルのようなものもあるといい」とアドバイスをいただき、最終的に2つの素材を掛け合わせたベーグルに着手することに。
10種類以上の試作品の中から、彩りも考慮してスパイシーカレー、よもぎ、野沢菜、バジルトマト、ブラックペッパーの5種のベーグルに、照り焼き味の大豆ミートをしのばせる仕様で12月上旬に完成しました。
また一方で、弊社がキャッチコピーにしていた「ヴィーガン」という言葉が、百貨店のギフトでは客層を狭めてしまうとご指摘をいただきました。
「玄米ベーグル」は、アレルギーのある方や健康意識の高い方をターゲットに開発した商品なので、ヴィーガンといったキーワードや、玄米の栄養価などを前面に押し出していましたが、個数を売ることを狙っていくならば逆効果であると。
ヴィーガン認証をとっていれば、そうした商品を欲している層に届くと思っていたので、認識の甘さを痛感しました。
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―――「わっぱめし」は、今回初めて開発された商品ですね。
(三輪さん)
大丸松坂屋さんのギフトでご飯ものがよく売れていることと、弊社が惣菜・弁当部門もあることから、大串さんに「わっぱ飯のようなギフトを作れないか」とご提案いただいたのがきっかけです。
『鈴なり』の村田さんとはもう10年以上の付き合いがあり、料理の監修をお願いすることができました。
大串さんからわっぱ飯を作る際に助言いただいたのも、ベーグルと同じように写真映えする色味のバランスやコントラスト、遊び心が大事だということ。
牛、豚、鶏をメインに、野菜や卵を彩りに添えた3種類を完成させました。
また私自身、家業を継ぐ前は料理人をしていたので、お弁当やケータリング、レストランの経験はありますが、みわ農園としてお中元やお歳暮のギフトを手掛けるのは初めて。
村田さんがレシピを作ってくれて、弊社が製造を担いました。
冷凍配送なので、温め時間など食べ方の説明をはじめ、包材や商品名のつけ方など細かいことまで気を配ることが大事なのだとわかり、いい勉強になりました。
4>
―――「buyer’s one」での成果を、今後どのように活かしていきたいですか
(三輪さん)
弊社では、コロナ禍の2021年5月に経営していた農家レストランを閉店し、今後は農業により力を入れながら副業としてベーグルをオンラインで販売していこうと考えていた時期に「buyer’s one」へ参加しました。
将来的に高価格帯の商品開発に注力し、ブランド力の向上や利益額の増加を狙っていきたいと考えていたので、大丸松坂屋さんとのマッチングはまさに望んでいた形でしたし、売り上げという結果にも繋がったことは大きな自信になりました。
「buyer’s one」への参加がなければ、採用してもらうことはもちろん、その中でもおすすめ商品にしてもらうことは困難だったと感じており、さらに今後の継続的なお取引にも繋がったことを大変ありがたく思っています。
今後は、ベーグルは月間5000個の目標に向けて主にオンライン販売を強化していくとともに、わっぱ飯の開発で得られた知見を新しい商品開発に活かしていきたいです。
新潟・南魚沼で代々米農家を営む家系に生まれる。金沢の大学を卒業後、イタリア料理や居酒屋、和食店などで約11年、料理人を生業として過ごす。2005年にUターンし、父親からこしひかりの生産・作業受託を引き継ぐ。2013年に代替わりし、専業農家となる。2014年以降、農家レストラン『まつえんどん』を営むほか、ベーカリー事業も展開。ベーカリーはヴィーガン認証も取得している。2021年には「第18回お米日本一コンテスト」にて自社のこしひかりが最高金賞を受賞。
飲食業界の専門誌の編集を経て、2007年にフードライターとして独立。
飲食業界誌・料理専門誌を中心に、雑誌・WEB等で執筆。
CANVAS 広報・メディア部門 パートナー。
商品開発・改良支援の取り組み<buyer’s one>は
バイヤーと共にマーケットの需要を踏まえた商品作りに取り組める貴重なサービス。
売れる商品づくりの実現に向け、第一線で活躍する現役バイヤーが商品開発・改良から販路開拓までサポートします。
ブログでは、buyer’s oneに参加し商品開発や改良に取り組んだ事業者の声を、シリーズでお届け。
今回は、『みわ農園×鈴なり×大丸松坂屋百貨店』
・みわ農園の南魚沼産米使用 こだわり玄米ベーグル5種セット
・みわ農園×鈴なり村田シェフ監修 牛豚鶏3種のこだわりわっぱ飯です。
buyer’s one/buyer’s roomについては https://buyers-room.com/ をチェック
新潟・南魚沼でこしひかりの生産をしながら、地元野菜や郷土食を中心とした「弁当・惣菜部門」と、自社の有機栽培米や地元の名水で作る「パン部門」を運営するみわ農園(株式会社まつえんどん)。
「buyer’s one」では、エントリーした「玄米ベーグル」の商品改良に加え、東京・四谷の和食店「鈴なり」とのコラボレーションにより、新たに「わっぱ飯」の共同開発も実現。
「全国の米農家の収入を上げる仕組みを作りたい」と語る代表の三輪弘和さんに、「buyer’s one」での取り組みと今後の展望をお聞きした。
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